4カ国目のベトナム。
タイやカンボジアで詐欺に合い、空気や騒音の悪さに徐々に慣れてきた頃でした。カンボジアに比べ、どこか素朴さと温かみを感じる人に心を癒されつつありました。しかし、これまた2度も騙される様な事があり、早々にベトナムを北上しラオスに向かう事になります。
その道中で、父と同世代の男性と出会いラオスまでを共に移動する事に。ほんど無知のまま、行き当たりばったりで移動を続けていたぼくを先導してくれて、互いに悩みなどを話し合い…ここベトナムでも出会いに感謝する事になりました。
香港から飛行機でタイのバンコクへ。
バックパッカーとして見ておきたいのが、旅人のたまり場であるカオサンロード。
世界中の旅人が集結し、沈没している場所と言われていて、安価で色々な装備品やタトゥーが手に入る。旅人素人のぼくにとっては、実に魅力的で、香港でのホームシックな気分が和らいだ。右も左も分からなかった当初は、地球の歩き方にそのまま載っている様な詐欺を体験する事になったり、出会いというものの素晴らしさを感じる場所となった。
旅を終えた今でも思うけど、2カ国目がタイで良かったと思う。
人の良さと異文化加減が馴染みやすく、ひとり旅の洗礼と良さをしみじみ感じられる国である。
旅と生活と写真|ONE_LIFE 菊川 貴俊