さて、タイからバスを使い陸路でカンボジアへ。
世界遺産としても有名なアンコールワットを見たりと観光気分が抜けないままに旅を続けていました。まだまだ”身を守る”という事がどういう事なのか、甘い考えのままにカンボジアを縦断していきます。
タイでの出会いを通じての経験が、カンボジアの旅を豊かにしてくれました。そして、タイ以上に貧富の差であったり、そこから思う日本に生まれた事に対する平和や、恵まれている事への感謝が芽生えてきたのが、この国でした。
香港から飛行機でタイのバンコクへ。
バックパッカーとして見ておきたいのが、旅人のたまり場であるカオサンロード。
世界中の旅人が集結し、沈没している場所と言われていて、安価で色々な装備品やタトゥーが手に入る。旅人素人のぼくにとっては、実に魅力的で、香港でのホームシックな気分が和らいだ。右も左も分からなかった当初は、地球の歩き方にそのまま載っている様な詐欺を体験する事になったり、出会いというものの素晴らしさを感じる場所となった。
旅を終えた今でも思うけど、2カ国目がタイで良かったと思う。
人の良さと異文化加減が馴染みやすく、ひとり旅の洗礼と良さをしみじみ感じられる国である。
旅と生活と写真|ONE_LIFE 菊川 貴俊
約半年で18カ国を歩き、電車やバス、飛行機で旅した世界一周。
当初は日本で心配している家族へ向けた安否確認用のものであったけど、親しい身近な人間が様々な世界を実体験する事で、より日本以外のモノについても興味や関心を持ってほしいと言う目的でブログを書き始めました(※出発した2008年は、Facebookがまだ日本では馴染みが薄くTwitterも設立して2年足らずの時でした)。
帰国して4年後、こうやって改めて記事を読みあさり振り返る事ができることを財産に感じるし、こうして体験した事を改めて、今から体験していくであろう方々の多少なり参考になればと思います。
特に、計画性と突発性の両方でルートを決め、その場の判断を大切に、出会いを大切に考えて旅をしていました。その中で、苦い経験もあった分、どうしたら納得出来るのか、そして経験がより豊かになるのかが読み取れるかと思います。
お読み頂く上で、下記の通り時系列での国ごとに記事をまとめました。そして、それぞれの興味関心については右記のタグから記事を閲覧できます。また、右記の検索欄に気になる文言を入力頂ければ、それぞれの記事を探す事が可能になっています。
それでは当時24歳であったぼくの世界一周ひとり旅をお楽しみください。
つづく…