以前「圧巻!!写真よりもリアルなボールペン画」でもご紹介させて頂いた、写実的なアートを追求するアーティスト。今回はボールペンではなく別のものを使い、さらにリアルで写実的、まるで写真を越えて自らがその場にいる様な錯覚を感じる事ができる作品をご紹介します。
早速ですが、まずはその作品からご覧下さい。圧巻です。
いかがでしょうか?こちらは全て油絵で仕上げられたもので写真でもグラフィックでもありません。油絵…つまり人の手によって仕上げられた女性の美と自然の壮大さ。
本当に見入ってしまうほどの透明感と力強さの表現力。素晴らしい!
これらはイスラエル出身でニューヨークを拠点に活躍するYigal Ozeri(イーガル オゼリ)氏が表現した世界観です。Yigal Ozeri(イーガル オゼリ)氏のアートの特徴としては壮大な自然環境の中を若い女性の姿と対峙させる鮮明な油彩画で、巨大なキャンパスに描く点が挙げられています。細かく小さなブラシストロークが彼のリアルで動的な油彩画の表現を支えています。
活動の場としてボローニャ、バルセロナ、ロサンゼルス、トロント、香港、アムステルダム、フランス、デンマーク、そしてミュンヘンのソロ展示品を含む世界各地で展示活動を行ってきたそうです。またホイットニー美術館、サンアントニオのマクネイ美術館、ニューヨークのユダヤ博物館、ニューヨーク公立図書館、エルサレムのイスラエル博物館、アビブ美術館などでは永久所蔵品として扱われているそうです。
おそらく僕が好きなドイツのアーティストGerhard Richter(ゲルハルトリヒター)氏が写真から絵画に起こすのとは違い、Yigal Ozeri(イーガル オゼリ)氏は映像を撮った後にその壮大で美しい情景の一部を描き出す手法だと考えられます。その為、同じ情景で同じモデルを使用した連続的な作品がいくつも見られます。
ぜひ東京で展示がある際には立ち寄ってみたいと思います。
Yigal Ozeri Official site – http://www.yigalozeriartist.com/