サンプルの域を超えた驚きの食品サンプル

 先日、浅草の合羽橋に行ってきました。目的は結婚式の為の装花を見積もる為だったのだけれども、それ以上に目を引いたSHOPがありました。その名も『元祖 食品サンプル屋』といって元祖を名のる創業昭和7年からの歴史をもつ職人のお店。

 食品サンプルと言えば、デパート食品街などの店頭に並んでいる料理の見本。忠実に再現されているものもあれば、ちょっとイタダケない見た目のものまであり、目的としてはやはり食欲を誘う様に色や形が作られています

 その当たり前だった価値観を見事に粉砕してくれたのが『元祖 食品サンプル屋』です。何がすごいってご紹介する写真を見て頂ければ分かるかと思いますが、サンプルの域を超えながらも、ただの驚きだけでなく実用的なグッズとしての活用方法を食品から見いだすプロだと感じられるのです。

 

 ではではその遊び心溢れる作品たちを順を追ってご紹介させて頂きます。
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圧巻!!写真よりもリアルなボールペン画

 僕が写真や絵に求めるものは、目に見えないものを感じる事が出来る様に作られている事。人為的な作業が加わるという事は、そこに何らかの意図があり目的が必ずあっていいはずで、自然や動物の本能などとはまた別の試行錯誤や意図が汲み取れるものだと思います。

 元々は絵を描く事が好きで、本気で画家やイラストレーターになれるかな?と考えた事もあったけど、海外に出てみて自分の立ち位置がはっきり分かり諦めた事があります。

 

 絵と写真って構図・構成といった白紙の淵がある中にどう当て込み書き出すかといった面でとても似ていると思います。異なる点としては、写真はどうやったってそこにあるものしか写し出せないけど、絵は想像力次第で書き出す事が出来ます

 ただそんな絵画であっても忠実に写実的に表現する事でアートを見直しているゲルハルトリヒターというアーティストが大好きで、個展を見た時にモネ以来のココロ震える感動があった事を憶えています。

 

 さて、今回はそのゲルハルトリヒターとは違いますが、彼に似たアート性をもったスペインの画家ジョアン・フランシスコ・カサスをご紹介。

 まずはざざっとその作品をご覧ください。
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