旅で聞きたい音楽(世界一周で聴いた音楽BEST5)-旅音5選-

 優くん(http://aokiu.com)からぜひ!と言う事で、ぼくが世界一周の時によくiPodで聴いていた音楽をまとめます。

 ひとり旅をしていると、バスや電車での移動中であったり夜に読書をしながらなど音楽を聴く場面が多くあります。その中でも特に心に響いたと曲をご紹介しますね。

 

①【1999、夏、沖縄 / Mr.Children】

 元々Mr.Childrenの詩が好きで、出国前から聴いていたのだけど、一人で世界を回って誰かに出会っては別れてまた別の地に期待を寄せる旅。その心境を一番良く唄ってくれていたのがこの曲でした。実際、この曲を聴きながら長距離バスに乗っていた時、旅の終盤にアンデス山脈が広がるペルーの山道で涙を目に溜めた。

「色んな町を歩き、色んな人に出会い、口にしたさよならは数知れず…今大胆にも思う事は誰かを愛したい」

 いつか旅は終わるだろうけど、それはきっと色んな経験を経て世界が広がり何かのスタートラインに経つ事だと聴かせてくれた。

 

②【僕がいた / MASH】

 名古屋を中心にメジャーで活躍しているMASH。友人がバックミュージックを担当している事もあって知った曲。はじめて聴いて鳥肌が立ったくらい素晴らしい曲と詩。ぼくは旅に出て鎖から解かれ自由を手にしたけど…その反面で完全な自由は地に足がついていない気がしていた。日本にいる友達は仕事と向き合い結果に結びつけているのに、あれ…ぼくは何をこんなところでやっているんだろう…そう何度も思った時にこの音楽に救われた。

「何度も重ねるしか…希望を探し歩いた。そして会えたよ、数々の人々と。目指す場所、明日はきっと晴れるから。」

自分の事を自分が一番信じてあげなきゃ、誰があなたを信じてくれるの?幼少期に母から言われた言葉に似た曲。勇気がとっても湧いてくるので、今でもよく聴いています。

 

③【Traveler Make it Mine / Jason Mraz’s 】

 最初にご紹介した2つと比べるとこちらは前向きな詩。ワクワクする気持ちであったり、新しい町だったり晴れた青空の下で聴いていた曲。

「I’m gonna make it mine . Because I’m following your joy」

新しい扉を開いたその一歩が輝かしいものであります様に…

 

④【Wonderwall / Oasis】

 腹の底から沸き血が上がってくる様な曲。歌自体は恋する相手に向かっている気持ちだけど、何より洋楽は音が素晴らしい!!次にご紹介する曲も同じく音が良い。

 BGMに耳から身体に入ってくるリズムが前に進む力になっていた事は間違いないと思います。

 

⑤【2+2=5 / Radiohead】

 基本的にRadioheadの詩は哲学的、深層心理をついていると思っているんだけど…それを奏でる音が身体から発するものの様に聴こえるほどに素晴らしい。特にイメージをアップしたい時や少し落ち込んだ時でも、詩とは逆に爆発させてくれてゼロに戻れる様な感覚になります。胸を張って歩きたい時には必ず聴いてイメージトレーニングしていました。

 以上、懐かしい曲ばかりになるけど…他の方々がサーフやフォークを多く上げる中で、意外にロックがぼくのテンションを上げてくれていたんだなーと思うのと同時に、邦楽の情緒的な詩がまた鮮明に旅の記憶を甦らせてくれました。たまに聴いてみるのもいいものだね。

旅と生活と写真|菊川貴俊