蒼い町 ジョードブル

ジョードブルに着いた頃には前述したとおりヘトヘトでしたので…いつものごとく出歩くと言うことはやめて、見晴らしのいいゲストハウスでぼんやーりしていました。それでも何度かぶらりと歩いた時に感じる人の温かさと明るさはこれまでのインドとはまた違うなと感じる雰囲気。

子供とダンスをしたり肩車したり、大人ともダンスしたっけ 笑 とりあえず人が良いと聞いていた話以上に素敵な町でした。チャイのカップも大量に造られてる現場も見ることが出来たし (だってチャイの器は全部使い捨てなんだから最初はびっくり !!)

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もちろん人だけでなく町並み自体もヨーロッパのような放射線型であったり、外壁が蒼く後ろにはそびえ立つ。中世ヨーロッパにタイムスリップしたような雰囲気でゆっくり休めた。

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結局滞在は一日半だったけど、のんびりしたくなる気持ちも分かる。残念だったのが両日共に日本の秋から冬に変わる頃のような寒さで…寒い寒いが合言葉になってしまったことかな。

もう一歩足を伸ばせばジャイサルメールと言う砂漠町にも行けるんだけど、ドバイとエジプトに行く予定だから砂漠の感動は先に取っておいても良いかな。あ、ちなみに蒼くなったのは町を作り始めた頃の塗料に使った水の成分だとか…一番安かったのが蒼だったとか。

 

それじゃ

インド横断中・・・痴漢被害

バンコクで知り合った方にインドのジョードブルは人が良くて長居してしまったという話を聞いた事をきっかけに来てみました。アーグラーから電車で14時間(3時間の遅延と2時間の到着遅れ)。ジョードブルにはファイナルファンタジーばりの砦があるんだけど・・・電車中でのこれぞインド体験を先に話させて下さい。

インドに入国して1週間が過ぎ、アーグラーまでは日本人の方と3人で行動を共にしていた事もあって、ジョードブルからがインド初単独行動。若干の緊張感と共に電車に乗り込みました。一番安いスリーピングで、足の踏み場も座る所すらままならないインド人。外人が珍しいのか、あちらこちらから歓声罵声が飛び交う中、自分の席に着席。この時からこれまでの疲れからか吐き気と寒気で辛かったのに追い討ちをかけるように、若者が大勢で歌を歌い始める始末。

寝れない・・・大勢が相手だから喧嘩腰になっても仕方ないのは分かっていても、つねられたり触られたり散々。眠ってしまって起きたら目的地に着いているなんて祈りながら自前の布団を頭までかぶって就寝・・・。

 

寝られたのが恐らく2時位だと思うんだけど・・・体を揺すぶられて目が覚める。時計を見ると4時だった。何だろうと思って重たい頭とゆでたこの様な体を起すと一人のインド人が足元に座っていた。キャップにサングラス、いかにもお金持ってます的なインド人が僕に『チャイを一杯ご馳走させてくれないか?』朝から起しておいて何だそれ・・・しかも気分は最悪なのに・・・何度もしつこく言ってくるおじさんに、本当に体調が悪いからと5回言ったらようやく退いてくれた。深夜のインド人の態度への謝罪を代表してしてくれての親切なのか、はたまた東南アジアで頻発している睡眠薬強盗をしにきたのか、その真意は分からないけど、そうだとしてもぐっすり眠る事ができたらそれでも良いやなんて頭を過ぎったりもしていた(↓事件現場)

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その数分後、今度は太ももからお尻にかけてなぞるような感触に目が覚める。また誰かのイタズラだろうと最初は多めに見ていたんだけど・・・何だか徐々になぞる指が早くなってくるのが感じられた。エスカレートする前に止めさせなきゃ・・・そう思ったら即行動、40%位の力で蹴り飛ばしてあげました。全く何もなかった顔でこちらをみる男。舌打ちをして凝視する僕。一度尻ごんで自分の席に戻ったと思ったら、僕が寝たと見計らってまた足元に座る。今度は触らせる前に蹴るよね。そうしたら二度と来なくはなったけど、車内が寝静まってから変態は動き始めるのかな・・・どうにも防ぎ様はないけど。

 

あー怖い怖い。

 

さて、次に目覚めたのは8時過ぎ。本来であればとっくに到着しているはずなんだけど、まだ2時間はかかると言われる。それを聞いたのが隣に座っていた男の子2人の4人家族で、何かあったら助けてくれるだろうと思って子供に香港に入る際にJALさんからもらった飛行機の人形折り紙をプレゼントすると、起きた直後の警戒心が嘘のように『ジャパニーズサンタクロースだー本当にありがとー』と子供になつかれてしまった・・・夜ほどではないけど気分は良くないし、出来ればそっとしておいて欲しかったけど・・・お礼にとタージマハルのキーホルダーをくれたり、ジョードプル到着寸前に起こしてくれたり、家族団欒に触れる事が出来ました。

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そんなこんなでインドの追い討ちを一片に受けた訳ですが、明日はジョードブルから南下して『ムンバイボンベイ)』に向かいます。10日ぐらい前にテロがあった場所だけに、不安はあるけど・・・インド最終目的地がボンベイなだけに避けては通れぬ道というわけ。タイミングが良ければそのままゴアビーチまで南下して一時のバカンスをしてきたいと思いまーす。

 

それじゃ

世界一白く豪華な墓『タージマハル』

タージマハルがだって事を、この旅で初めて知った位の知識しかない僕です。カジュラホから市バスで13時間アーグラーには晩について、泊まったゲストハウスの屋上から見えたタージはぼやけていた…こんなものかって思ったけど、朝の太陽に照らされて見るタージは予想以上に大きくて度肝を抜かれた。これが姫様の墓だもんなーと思うと、ピラミッドと同じように愛情とその当時の繁栄度合いを伺うことが出来る。

ただ全面が大理石で出来ていて、更には向かい側に王様自身の墓を大理石でつくろうなんて計画していたもんだから驚きです。更に日中の観光客の量と入場料が750ルピー(1500円くらい)って事にも驚き。

結局、入場料の高さ(750ルピーで2日は暮らせる)とそんなに興味もわかなかったので…屋上から見るタージマハルと可愛い子供たちの笑顔をどうぞw

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さて現在はアーグラから電車で10時間ほど西へ行った町『ジョードブル』という所に来ています。西に進むにつれパキスタンが近づいた事もあってかイスラム色が強くなっている様な気がします。このジョードブルという町には、昔に作られた巨大要塞があって、そこから町を見下ろすと町全体が青く見えることから「青い町」とも呼ばれているそうなので、落ち着いたらUPしまーす。

 

それじゃ

死を見つめる『ガンジス川(ガンガー)』

『ガンジス川に行ってみたいなー』

 

この気持ちが世界一周のきっかけになった事は最初の方に書いてあると思うけど・・・そう、その場所に遂に来てしまいました。インドに入国した時から若干おかしなテンションではあったけど、ガンガーガンジス川)があるバラナシについていっそう気持ちがワクワク。まずバラナシの街は非常に賑やかで空気もほこりまみれ・・・それから地面はうんこまみれ・・・生まれたてのうんことか軟らかいうんこ。最初に駅を降りた時には、動物園の匂いだわ・・・って感じた位。もしくは牧場や農場かな。発酵臭。

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ちなみに現在地は↓

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ガンガー沿いの町並みは本当に迷路の様で、下手に進むとまったく引き返す事もままならない程。行き止まりにぶつかったり、牛にぶつかったり・・・はたまた可愛い子どもに出会ったり、美味しい屋台を発見したり。そんな事を何度も繰り返している内に、勘ってのが冴えてくるのね。そうすると、とりあえずここら辺って言うのでも、割と間違わずに進むことが出来る・・・時もあるw

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沐浴をする為のガートには死を待つ部屋火葬場がある。毎朝、日の出と共に感謝をしている目と鼻の先で、今日死ぬかもしれない人がただ佇んでいる。そしてそれが生活の一部だから・・・商売として声をかけてくる人もいる。ただインド人の面白い所は、チャイと言われるお茶をご馳走してくれたり、普通に話して別れたり。もちろん一度は物を売りたいオーラを出してくるんだけど、こっちが断れば顔色を変えずに分かってくれる。感情が薄いのかなって思ってみれば、今度はインド人同士が大声で喧嘩をしていたりするから不思議。

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そうそう、それでガンガーで沐浴なんだけど・・・正直、本当の意味も知らずに興味本位で宗教だったり他人のより所に首を突っ込む事が、良い事なのかどうか分からず・・・これまで見てきた土地の良さが観光スポットになる事で違う形に変わってしまう事が何だか気持ち悪いのね・・・なんて、そんな事言っても観光客・旅人の一人には変わりはないけどさ。という言い訳で沐浴しませんでしたw

期待はずれだとは思いますが・・・ガンガーの水は東京の一般水の何十万倍の細菌がいて、肛門や傷口から進入するそう。水でパンパンに膨れた死体も流れていたし、興味本位では入れませんでした。

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さて、こうしてと見詰め合った後に今度はと見詰め合う為にカジュラホという街に移動しています。旅の途中聞いた話によると、石造やモニュメントだけでなく人もエロい土地だよという事なのでムフフですねw

 

それじゃ