写真を撮るのが好きな人、これから写真を撮ろうと思っている人、一眼レフカメラを持っているけど上手く写真が撮れない人に向けた『HOW TO SNAP』。
プロブライダルカメラマンとして、3年間近くフリーのカメラマンや他撮影業者あいてにより良く写真を撮る事を指導させて頂いた経験を、伝授させて頂きます。ブライダルに限らず、スナップ写真の全てに言える事。
ぼくは写真学校をでた訳でもないし、スタジオカメラマンの弟子入りをした経験もなく、本当にゼロの状態で婚礼写真の業界に入り、数年で人が撮った写真の善し悪しを講評し、指導する立場となりました。
やはり最初は誰もが上手く撮れる事なんてないと思いますし、素人から上り詰めたからこそ難しい専門知識や用語は必要ないと思います。
それでも、ちょっとした知識とコツさえ知っていれば…自己流では乗り越えられなかった、素敵な写真の撮り方を身につけてしまえば、あとはそれの応用で見る人に「わー素敵!!」と感じて頂ける写真が撮れます。
もちろん全部を一度にお伝えする事は難しいので、段階をおって『HOW TO SNAP』にまとめていきますので、FBページまたはTwitterでフォロー頂けると幸いです。
■ どんな写真が撮りたいのかをイメージする。
ブライダル撮影ほど、特別な時間を素敵に記録する事に長けた事はないと思います。人物はもちろん指輪やウェルカムボードなどの物、会場やチャペルといった建物、明るいところから暗いところまで、ライブ環境でも全てを素敵に撮る必要があります。
だからこそ、上手いなと思う人の写真は、起こってしまった事を撮るのではなく、ライブを先読みしてタイミングを待って撮っている写真が多いのです。
この”先読みしてタイミングを待つ”という事はすなわち、”先に撮りたい写真を頭にイメージしている”という事になります。
ぼくはどんな写真も、”撮る前にまずイメージ出来るか”が重要だと考えています。どんな写真が撮りたいか、それによって全て(カメラ機材、撮影位置、カメラの設定など)が決まります。
逆にイメージもなく、ただなんとなく撮った写真。これは見ればすぐに分かります。たまたま良い写真が撮れて良かったねではなく、しっかりと狙って写真を撮るという事が、とっても大切なことなのです。
それでは、具体的にちょっと想像してみましょう。
まずは人物を撮りたいとします。格好良くでも可愛くでも良いですが、とにかくどういう写真が撮りたいのかを意識してください。
こういう写真はどうやって撮るのだろう?という事については、後々ご説明していきます。
まずはどういった写真が撮りたいのかという事をイメージし、様々な場所や場面でもただ撮るだけでなく、イメージ先行でカメラを構える様にしてください。
カフェでケーキを食べる時にただ撮っている…旅行先の観光地でとりあえずただ記念に撮った…ペットが可愛いからとにかく撮っている…自分が良い!と思ってもはたしてただ撮っただけの写真を見た人に、本当にその良さが伝わっていると思いますか?
もちろん写真は自己満足と言ってしまえばそれまでです。しかし、素敵な写真を撮りたい!と少しでも思うのであれば、どんな写真を撮りたいのか…それをまずはイメージしてから撮る事を心掛けましょう。
以上が、素敵な写真を撮るために、まずはじめに必要不可欠なことなので、日頃からぜひ意識してみてくださいね。
次回は、『HOW TO SNAP ②|マニュアル設定で撮らないなら、写真はiphoneで充分!』をご紹介します!
旅と生活と写真|a_LIFE 菊川 貴俊